皆さま、こんにちは、そして、こんばんは。
中小企業診断士の菅野です。
今日のテーマは、「運のよい経営者と陰徳の力」についてです。
ぜひ、お付き合いください。
経営者として成功を収めるためには、戦略やスキルだけではなく、「運」が重要な役割を果たすことがあります。
では、「運の良い経営者」とはどのような人なんでしょうか。そして、その運はどのようにして得られるのでしょうか？
私見ですが、運のいい経営者は、一般的に言われているような「チャンスを見逃さない洞察力」「失敗を恐れず挑戦する姿勢」「柔軟な思考と対応力」などといったことだけではないような気がします。
運が良い経営者からは、自身の成功が単なる才能や努力だけではなく、目に見えない何かによって支えられているといったお話を聞きます。
もちろんその背景には、陰徳を積んでいる、見えない力に感謝する、信仰心を大切にする、他者に与えることを優先するといった特徴があるのでしょう。いずれにしても、単なるビジネススキルや知識だけではなく、精神的な側面や日々の行動の積み重ねも重要だということに気づかされます。
本記事では、運の良い経営者の特徴、陰徳との関係、そして聖書の教えに触れながら、運のよい経営者はなぜ運が良いのかについて考えていきたいと思います。
1．運の良い経営者の特徴
運が良い経営者にはいくつか共通する特徴があります。彼らは単にビジネスのスキルが高いだけでなく、スピリチュアルな視点や他者に対する無私の姿勢を持っています。
具体的には、以下のような点が運の良い経営者の特徴として挙げられます。
(1) 目に見えないサポートを信じる
運の良い経営者は、自己努力だけでなく、「大いなる存在」や「目に見えない力」からサポートを受けていると信じています。これは、神や宇宙の法則、あるいは先祖の加護といった形で表現されます。この信念が経営者の精神的な安定をもたらし、困難な状況でも冷静な判断を下せるようにします。
(2) 陰徳を積む
運が良い経営者は、他人に見えないところで善行を積むこと、つまり陰徳を大切にしています。彼らは利益を求めずに人を助けたり、社会に貢献することを重視し、それが巡り巡って自身に良い運を引き寄せると考えています。陰徳を積むことで、長期的な成功を築くための基盤が整います。
(3) ポジティブな思考と感謝の心
運の良い経営者は、常にポジティブな思考を持ち、感謝の心を忘れません。困難に直面しても、それを新しいチャンスと捉え、感謝の心で前向きに行動することで、結果的に良い運を引き寄せます。このような心の持ちようが、周囲の人々にも良い影響を与え、成功を後押しする力となります。
2．陰徳と経営者の成功との関係
陰徳とは、他者に見られない形で善行を行い、見返りを求めないことです。この陰徳を積むことが、経営者の運に直接影響を与えるとされています。では、なぜ陰徳が運を左右するのでしょうか？
(1) 見返りを求めない善行が良い運を引き寄せる
陰徳を積む経営者は、利益や称賛を目的とせずに人々を助けます。これが、周囲からの信頼を勝ち取るだけでなく、目に見えない形で良いエネルギーを引き寄せる要因となります。例えば、匿名での寄付や従業員への誠実な対応などが、陰徳を積む行為にあたります。
(2) 因果応報の法則に基づく成功
「因果応報」という考え方は、善行が巡り巡って自分に良い結果をもたらすというものです。これはビジネスにおいても同様で、陰徳を積むことによって、最終的には良い結果が自分に返ってくるとされています。経営者が他者に貢献し、見返りを求めずに行動することで、ビジネスチャンスや予期せぬサポートが得られることがあります。
3．大いなるものからのサポートと聖書の教え
陰徳や運の良さに関連するスピリチュアルな考え方は、キリスト教の教えにも通じる部分があります。聖書では、見返りを求めずに行う善行や、謙虚さを保つことが重要視されています。以下に、陰徳や大いなるサポートに関連する聖書のみ言葉を紹介します。
(1) マタイの福音書 6:1-4
「人に見せるために善行をしないように注意しなさい。...施しをするときは、右手がしていることを左手に知らせないようにしなさい。そうすれば、あなたの施しは人目に隠れて行われます。そして、隠れたところで見ておられるあなたの父が報いてくださいます。」
この言葉は、他者に見せるために行う善行ではなく、陰で行う無私の善行が重要であることを説いています。陰徳の精神そのものがこの教えに反映されており、目に見えないサポートを得るためには、謙虚な姿勢で善行を行うことが求められます。
(2) 使徒の働き 20:35
「...主イエスご自身が言われた『受けるよりも与える方が幸いである』という言葉も思い出してください。」
ここでイエスは、他者に与えることが最大の祝福であると述べています。これは陰徳の基本的な考え方に通じ、見返りを求めずに他者に与えることで、最終的には自分自身も幸いな結果を得ることができるという教えです。
3. 箴言 11:25
「寛大な人は豊かにされ、人を潤す人は自分も潤される。」
この箴言は、他者に寛大であることが自分自身の豊かさにつながるということを示しています。つまり、他者に対する無私の行いが自分に良い運をもたらし、ビジネスにおいても成功を導く結果となります。
4．経営者としての実践方法
運の良い経営者として成功を引き寄せるために、日常のビジネス活動でどのように陰徳を積み、大いなるサポートを得られるかを考えてみましょう。
(1) 陰徳を積む具体的な方法
●従業員や取引先に対して誠実な対応を心がける
目に見える利益を追求するだけでなく、誠実で公平な対応を心がけることで、陰徳を積むことができます。特に、困っている人を助けたり、感謝の気持ちを忘れないことが重要です。
●匿名での寄付や社会貢献活動
自社が利益を上げたときに、社会や困っている人々に匿名で寄付をするなど、他者のために見返りを求めない行動を取ることも陰徳を積む方法です。
(2) 大いなるサポートを信じる
●先祖や神に感謝し、祈りの時間を持つ
先祖供養や神仏への感謝を表すことで、目に見えないサポートを受けているという意識を持つことが、精神的な安定と運の良さにつながります。毎日の祈りや感謝の気持ちが、経営者としての自信を強化します。
●困難な時こそポジティブに
困難に直面したときには、これを新たなチャンスと捉え、ポジティブな姿勢を保つことで、見えない力からのサポートを受けやすくなります。
5．結論: 運の良い経営者は陰徳と大いなるサポートに導かれる
運の良い経営者は、陰徳を積み、見返りを求めずに善行を行うことで、目に見えない大いなるサポートを受けています。彼らは、スピリチュアルな力を信じ、謙虚で誠実な態度を持ち続けることで、長期的な成功を築いています。
聖書の教えにもあるように、他者に与えること、謙虚であること、そして感謝の心を忘れないことが、運を引き寄せる鍵です。これらを実践し、良い運を引き寄せ、成功を収めるための行動を心がけていきましょう。
今日も、最後までお読みくださりありがとうございました。
皆々様の健康と幸せを心よりお祈りいたします。