皆さま、こんにちは、そして、こんばんは。
コンサルティングオフィス エル・アール・エー 代表、中小企業診断士の菅野です。
このコーナーでは、売上高1億~5億円の企業が、収益を10%アップさせ、キャッシュフローを10%増やし、健全性を高めるための予実管理の視点についてお伝えしています。
さて、今日のテーマは、「小さな会社の経営理念」です。
ぜひ、お付き合いください。
さて、全てというわけではありませんが、何らかの事業計画書を作成するとき、経営理念を記入する場合があります。
なぜかというと、計画の土台となるのが「経営理念」だからです。
新事業展開や業態転換など、新たな取り組みを行う場合は特にそうかもしれません。
例えば、
「顧客の困りごとを解決したい」という思いで、新製品を開発した。
「社員を幸せにしたい」という思いから、それを実現させるビジネスモデルを開発した。
「社会の問題を解決したい」という思いで、それを解決する新サービスを開発した。
などは、新たな事業展開のスタート地点になくてはならない考え方といえるのではないでしょうか。
このような考え方を表現したものが、「経営理念」と言っていいと思います。
なので、経営理念をあまり難しく考えず、自らの思いを表現するものとして捉えましょう。
一方で、経営理念について深堀りしていきますと、理念につながる考え方は、ずいぶん昔からあったことがわかります。
下図は江戸時代初期に書かれた「長者教」の一節です。
現代にも通じる学びがあると感じましたので、記載させて頂きました。
参考までに申し上げますと、もっと「経営理念」を研究したいという方へのおすすめ書籍は、「日本経営理念史(土屋喬雄著、麗澤大学出版会)」です。
かなり分厚い書籍で読むのが大変かもしれませんが、経営理念に係る「歴史」が学べると思います。
今日はここまでとさせていただきます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆さまのご健康と、ご家族、社員さま、縁するすべての方々のお幸せをお祈りいたします。